皆さん、こんちは!! (^^=)/
今回は、
<JAL / ヨーロッパ編>全運賃公開・最善の修行ルートの考え方❶です。
このシリーズは、JALのフェアを解説しています。
ANAオンリーの方でも、ご自身の好きな航空会社の利点・欠点を比べられるので是非ご参加下さい。
今回は「台北発ヨーロッパ行き」がメインテーマになります。前回の「日本発台北行き」に続くものです。今までは過去動画・過去の記事を検索しやすいように
*「日本発海外行き運賃」
*「海外発日本行き運賃」
*「海外発日本経由第三国行き運賃」
と、順序だてて扱ってきましたが、どうしても
ヨーロッパやオセアニア・アメリカ行きが後回しになってしまいます。
僕が視聴する立場の中級者以上であれば、
直ぐにでも海外発券の運賃・ルールを知りたいと思ってしまうでしょう。
動画・記事を検索する際に少し前後してしまいますが、中・上級者の方にも配慮した展開を試してみます。丁寧で充実した内容は変わりませ!!
ひとつの動画・ひとつの記事で完全攻略出来るように
仕上げていますのでご安心ください。
基本の運賃・利用法から徐々に掘り下げます。
マイラーの世界に下克上の規制はございません。
憧れのステータスが目標ではなく、単なる通過点になるよう
スキルと多角的視点を僕と一緒に「丁寧に」磨いてみませんか!!
「生き残れ、修行僧たちよ!!」
先ずはJLのwebサイトで検索します。
道しるべとなるフェアファイルがない不便さを共有してみましょう。
言語選択画面になり「別地区サイトに移動します。」と記されています。
何故この仕様なのかご存じですか?
JLのオペレーターさんも殆ど知りませんので、教えましょう。
現在の海外発券は「ルート制運賃」が主になっています。昔はマイル制運賃が主流でした。マイル制運賃は自国外で発券するSOTO発券(Sales Out Ticketing Out)になりHIPチェックという「出発国より高額な区間」がある場合、その国と目的地のフェアを比べて、高額な方を適用するルールがあるからです。その高額フェアをHIFと言います。
主に公示運賃をルート制にしていてそれらは問題ありませんが、数少ない普通運賃のみをマイル制で残している傾向があります。
又、アメリカ行きなどの複雑なルート・米系キャリアとのCS兼ね合いがあるものはマイレージ制にしないと全てを提携するか、別切りするしかありません。
インターネットが主流になり、仮想空間上に支店を作り決済させることで「円建て」を回避するSITI(Sales In Ticketing In)という、疑似的に現地国の店頭購入を可能にしているからです。
その為に、必ずその国の仮想空間へ出向いて貰わないといけないんです。
皆さんは、このボタンを押す事で今回は台湾を訪問してJLのCTO(シティォオフィス)に座っています。パジャマの方や、入浴中にスマホを弄ってる方もその姿を見せることなく台北にいる事になってます。
又、制限通貨という持ち出し禁止の通貨もあります。
それらの不都合が全て仮想空間のオママゴトで完了してしまう。
現在はとても便利です。僕達はずっと現地対面で購入していました。
エコノミーで検索したところ、往路には3つの「フェアファミリー」が表示されています。検索に慣れている方も多いと思います。
この画面、少しオカシイなと思いませんか?
フェアファミリーには
「スペシャルセーバー」
「スペシャル」
「スタンダード」
「セミフレックス」
「フレックス」
等があり、1つの運賃に「2種」が基本となっています。
「アップグレード可能」などの条件指定をしていませんので、「低い予約クラス」と「高い予約クラス」・「ビジネスクラス」などの選択肢が多い日本サイトとは異なる表示です。
こちは復路です。
「SEMI FLEX」と「FLEX」の2種類しかありません。
この2つのフェアファミリーは高額なクラスにしか付けられない名称です。
混雑しているか、残席を絞っているのではないかと読み取れます。
では往路の予約クラスを探りましょう。
最安値のスタンダードは「Mクラス」でした。
先ずはルールの違いにフォーカスします。
スタンダードは変更・払戻共に可能で有料。
セミフレックスは変更手数料が無料です。
次に差額を見ます。
「STDとSFX」の差額は5350NTD・「SFXとFLEX」の差額は22000TWDです。
皆さんと幾つも運賃ルールを見てきましたが、エコノミークラスのSTDとSFXの差額は殆どが5000円~1万円程度だったと思いますが、5350NTDは本日のレートで約25000円になります。何故高額なんでしょう?
長距離行程だからでしょうか?
全てのクラスを調べて見易く加工しました。
それでは種明かしをします、こちらをご覧下さい。
*「STANDARD」はMクラス
*「SEMI-FLEX」はKクラス
*「FLEX」はYクラス
になるようです。
慣れている方はご存じだと思いますが、クラスの異なるフェアファミリーを提示するのは珍しいです。詳しく説明する前にルールを確認してしまいましょう。
台北発ヨーロッパ行き「Mクラス」スタンダードは、
変更は2000TWD・払戻可能で手数料は3000NTDです。
では復路も見ましょう。
面白いことにセミフレックスとフレックスしかありません。
片道50941NTDとやけに高いエコノミーです。
その正体はこちらです。
エコノミークラスの上から2番目に位置するBK-Bなので高額だったんです。
差額が1万NTDのFLEXの正体はもうアレしかありませんよネ?
フレックスは「BK-Y」普通運賃なんです。
フェアファイルから抜粋して価格を表記しておきました。
皆さんがJLのアプリとWEBから見ている運賃は隠されたサーチャージや諸税が組み込まれているので、基盤となる骨組みが見えないようになっています。ベース価格は片道3万9千NTDなので如何に諸税が高額かを物語っています。これは、安い骨組みを見せてから後出しじゃんけんのように最後に高額諸税を見せると初心者の目玉が飛びだしてしまい、ページを閉じられてしまうからです。
忘れない内に「Bクラス」のルールをチェックします。
変更は無料・払戻は3000NTDになるようでMクラスと同じです。
ビジネスクラスも簡単に見てしまいましょう!!
検索日程でのビジネスクラス最安値は「BK-D」のSEMI-FLEXです。
諸税込み片道分が70327NTDになります。
鋭い皆さんなら隣にあるBusiness Flexのクラスをもう察していると思います。
皆さん流石です!!
ビジネスクラスの最上位クラス「BK-J」になります。
BK-Dとの運賃差額も42305NTDと非常に高額です。
これはJLマジックの一つなんですが・・・
あたかも運賃ルールを変更して、利便性を高めたような表記ですが、
クラスが異なる全くの別物でなんです!!
払戻が無料になるだけで片道約20万円を払う人がいると思いますか?
これはかなり良く出来ているんですが、皆さんはどう感じましたでしょうか?
これらの変わった運賃・ルール表示の仕様から、
どんな内幕なのか想像可能です。
初心者・中級者の為に、その答えをフェアファイルで検証しましょう!!