空港の大きな窓 ゲートの係員がよそ見をしている
本当の夏はそっちの方にみえますか？
夏祭り
僕を指さし 氷イチゴの真っ赤な舌で笑ってた
君にもう一度会いたいな・・・
おもちゃ屋の軒先に並ぶ花火 小遣いが足りなくて諦めてた
我慢していたビジネスクラスだって 今は乗れるんだ
もう一度君に会いたいな
真っ赤なダイヤモンドカード
いつも空港で元気に咲いてる向日葵
もう一度会いに行きませんか！
早くおいでよっ！！
立ち上がれ修行僧たちよ！！
皆さ～ん、こんちは！！ (^^=)/
複数社のライフタイムステータスホルダー『極上うなぎ。』です。
今回の物語は・・・
ANAソウル発券「バンコク行き」のウソとホント！！
です。
ソウル発・日本発「バンコク行き」運賃で予約作成を通して、
ネット料金に仕組まれた罠・料金競合・安価にするコツを解説しています。
初めに重要な事を申し上げます。
ANAには「ソウル発バンコク行きの」運賃設定がありません。
期待してたマイラーの皆さん、ANAに変わってお詫び申し上げます！！
先日の作品・・・JAL「ソウル発・バンコク行き」に対抗するものが
現在のANAにはなく心苦しい限りです。
最近購入したよ・アプリで予約差作成出来ました！
幾つかそんな声をいただきます。
回答の意味を込めて今回作品にしました。
早速その真実に迫りましょう！！
先ずは、一番重要な資料をお見せします。
日本発・海外発運賃は現在隠されてしまっています。
値札がない店で買い物をするような状態です。
しかし、商品自体は陳列されています。
ANAはその商品の内容・素材を表記してくれています。
これが、ソウル発バンコク行き運賃の設定がない事を証明する資料でもあり
「運賃規則一覧」です。ANAのホームページで確認可能です。
どの「出発地」に運賃設定があるかが一覧になっていて、
「北米・南米・カナダ発」
「ヨーロッパ・ロシア・中東発」
「中国大陸発」
「韓国発」と全ての資料が確認出来ます。
韓国発を開くと、日本・北米大陸・メキシコ・ヨーロッパ・オーストラリアに設定があります。東南アジアのタイ・シンガポール・ベトナムがありません。
この資料がどんなものなのかを確認します。
今までのANA運賃解説に関する記事や動画で使っているものです。
「FLEXやBASIC」といったルールがどの予約クラスに設定されているかの
確認が可能です。未知の運賃を予約作成する時には、面倒かもしれませんが、この運賃規則一覧から検索する都市を見比べるとANAのトラップを回避してくれる杖になります。
運賃規則一覧へは簡単に飛べる仕様ではないので、
トップページの右上のメニューを開きます。
サーチボックスが出るので、運賃規則一覧と打ち込みます。
その結果、よく見られているページが現れそこから飛べますので、
見付けられないという方は参考にして下さい。
「ソウル発バンコク行きの運賃設定はありませんでした！！」と、
ここで終わりにしたら国際航空券を他人様に発信する意味はありません。
今回は、とんでもないスゴイ事をものを見せるわけではありません。
商品がなくても「代用品」があるんです。
お蕎麦に添える刻みのりがなければ、焼きのりを刻んで使いませんか？
航空券も同じです、運賃設定がなくても
「代用品を提示」するシステムを作り上げて販売しています。
初心者の理解が深まるよう、実際の予約画面を交えながら解説します。
料金の検討がつかない、未知の運賃検索では最安値にフォーカスすると、
1つの基準を掴む事になります。
掘り下げるなら最高額も調べ、更に中間クラスを見付けます。
3つの料金・支点が3つあれば大抵は値幅が把握できます。
そして、同じ予約クラスで条件の違いによる差額を把握するのがコツ。
往路「7/9」に「画面内最安」のフラグがたっています。
復路は「7/14」最安値の便で予約作成しましたのでご確認下さい。
「航空会社の運行路線による航空券の仕組み」を説明します。
ANA便が就航している都市のことを業界用語で「オンライン」と言います。
それ対し、未就航都市は「オフライン」と呼ばれています。
オンラインであればweb作成・アプリで予約作成可能です。
日本を基点とするANAの海外の就航都市2地点、
ここでいう「ソウルとバンコク」これを結んだ運賃の事を
スルー運賃・通し運賃と呼びます。
海外の2区間を続けて予約する事
「ソウルから東京・東京からバンコク」を
1つの予約として組む事をスルーテイクと言います。
解説を交えながら再確認します。
往路の最安値は「BASIC」が提示されました。
価格は「85110円」・ルールは「払戻・変更共に可能」で
手数料が必要になります。
予約クラスは「ソウルからバンコク」を
「Sクラス」でスルーテイクしています。
便を選択する画面では通常一つルールを上げた、
利用条件を緩和した便が並べられます。
ここでは「ソウルからバンコク行き」のルールBASICの
一つ上のルールが「FLEX」になっています。
169410円と価格が2倍でありえない金額です。
何故ならBASICルールを緩くした条件は、
払戻・変更が「有料から無料」になります。
条件を確認すると変更のみ無料に変えられています。
この様なケースでは、その差額は通常「5000円から1万円」です。
便を選択する際のコツは・・・
疑いの目をもって価格とルールを比べる事です。
選択ボタンをSクラスから隣のFLEXのボタンに切り替える事で
その予約クラスが表示されます。
ボタンを押すのはタダです、未知の運賃検索では「罠」を
確認をしながら検証すると見抜けるようになります。
皆さんは、隣にどんな運賃・ルールが隠されていると思いますか？
実は復路の画面には既に表示されているんです。
選択した運賃と「組合せ可能な上位クラス」として並んでいます。
もうお分かりですネ！！
隣にある最高のルールの予約クラスは「E」と提示されています。
プレミアムエコノミー上位2番目に位置する
100%積算「Eクラス」です。
ルールが緩和されて高額になるのではなく、
予約クラスがとんでもなく高いものと比較されていたんです。
復路も往路同様に最安値「BASIC」が提示されました。
価格は「94190円」・ルールは「払戻・変更共に可能」で手数料が必要。
隣には「FULL FLEX」というルールが提示され、やはり価格は2倍です。
条件は「払戻・変更」共に無料、最高の条件です。
それでは2つの予約クラスを確認しましょう。
予約クラスは「バンコクからソウル」を
「Wクラス」でスルーテイクしています。
往路の約85000円より9000円程高額なので、
「SクラスとWクラス」の「片道の差額」になり、
9000円に設定されていると想定出来ます。
ここで重要ポイント！！
最安値として選んだ「Sクラス・Wクラス」には
「払戻・予約変更を無料」にする「FLEXとFULL FLEX」が
存在しないという事がこのマジックに隠されている、
見抜くべき重要なポイントになります。
補足解説：先に種明かしする事になりますが、ソウルから日本行き運賃にFULL FLEXはあるが、SEL/BKKの存在しない運賃を形成する為「TYO/BKK」のルールが交わってる為です、TYO/BKKに低予約クラスSにFLEXが存在しない。
慎重派の方は冒頭で紹介した各国発の運賃規則一覧を
使う事でより鮮明になります。
ソウル発バンコク行きはありませんが、他運賃を確認する時には
一覧に設定されている予約クラス毎のルールを確認しながら
提示された運賃の予約クラスの絞り込みが可能です。
合計金額は「179300円」です。
航空券ベース価格は「126700円」になります。
先日のJL「ソウル発バンコク行き運賃」の記事と動画で紹介した運賃、
ノーマルYクラスは「約14万円」でした。
仲良く足並みを揃える日系がここまでの差を設ける事はありません。
その点でもANAに運賃が設定されていない証明の一つになります。
このように興味のない航空会社であっても、
そのライバルに関しての知識を持つ事は重要なんです。
ANA/JALどちらか一方のみを取り上げた記事・動画では
「好きな航空会社に置き換えてご覧下さい」と必ずお伝えしています。
好きじゃないからこそ、その理由を自分に叩き込む・再確認する余裕があってもい～んじゃないかなと思っています。
ここからは、運賃を深く理解したい方が取るべき行動を解説します。
準備した刻みのりに合う美味しいお蕎麦、その産地や原料を確認する作業。
作成した予約には必ず「フェアベイシス」という、航空券運賃の血統が刻み込まれます。「戸籍や出身地」のようなもので、
それを「運賃課・販売業者・カスタマー担当・購入者」の全てが簡単に相互確認出来るように「5～10文字程度」のアルファベットと数字で記号化されています。
その戸籍を確認してみましょう！！
ここで重要ポイントです！！
皆さん、戸籍はいくつお持ちですか？
航空券も一つの運賃に一つなんです、覚えて下さい。
注意点は、航空券は「往路の片道と復路片道の2つの片道」を組合わせています。これをHRT（ハーフラウンドトリップ）と言います。
往復はRT（ラウンドトリップ）・HRTのコンバインと表記されます。
故に一つチケットには2種類のフェアベイシスまで入ります。
戸籍に「本籍と現住所」の2つが入るようなもんです。
同じにも出来るし、別の選択も可能なんです。
ソウルからバンコクへの経路は「ANA便」を使うと必然的に「東京経由」になり4区間です。日系ではご丁寧に区間ごとに表示してくれます。
実はコレ、日本人特有の気遣いからではないんです。
先ずはソウルから東京のコードです。
ブルー枠・ルールBASICの下に8文字「SFA4TDJS」とあります。
次に東京からバンコクです。
赤枠・ルールBASICの下には5文字「SRCT1」と表記されています。
バンコクから東京は赤枠です。
東京からソウルはブルー枠です。
そして復路はSではなく頭が「W」に変わっています。
もうお分かりですネ！！
この予約には4つの住所・4つの運賃が存在します。
「ソウル発東京行き」と「東京発バンコク行き」の
2つの運賃が混在しているんです。
「それぞれに本籍地と住所を持つ2人」が手を繋いでいる状態です。
往路は2種類のSクラスのスルーテイク
復路も2種類Wクラススルーテイクになっています。
クラスを揃えられている事で、
あたかもソウルからバンコクの通し運賃のように組まれています。
運賃を管理するコード・戸籍と分けて予約クラスを考えます。
予約クラスは血液型のようなものです。
輸血をするのに型が違っては大変な事になってしまう。
SとWは相性が良いので互換性がありたまに交わりますが、ここでは往路はSクラスの血液型同士、復路はWクラスの血液型が無事に提供されたようなので上手く嚙み合っています。
ここでやってこそ、まともな運賃解説なんです。
価格と予約クラス、マイル・PP積算率のみを並べるだけの行為は、
性格や優しさ、長短所を見ずに外見・財布の中身で人を判断する行為と変わりません。時には遊び相手としてそういう選択もあるでしょうが、伴侶・パートナーとするなら全て見る。マイナス点があっても受け入れる覚悟と余裕を持つ。転換して活かす思考・行動に繋げれば何でも解決出来ます！！
大げさですが、運賃に対しても思いやりと尊重する気持ちで帯を解いてあげましょう。
ここまでが基本です。
皆さんは日本最強マイラーを謳う「極上うなぎ。」を観て下さっているんです。お土産も持ち帰って下さい。
「1＋1」が2にならない、航空券の不思議を理解してもらいます。
運賃が2つ仕込まれた状態のチケットを解剖します！！
今回ANAが客の希望に忠実に従ったソウル発バンコク行きを分けて考えます
同日程で「ソウルから東京の往復」・「東京からバンコクの往復」を
別予約・2つの予約として作成しました。
折角仲良くなったカップルですが、別行動をしてもらいます。
予約クラスは覚えてますか？
往路「Sクラス」・復路「Wクラス」でした。
ソウルから東京行きの単純往復行程でも同様のクラスを提示してきました。
分かり易い様に「ベース価格のみ」で比較します。
ソウル発東京行きは「39200円」です。
運賃ルールも同じものを拾っています。
次に「東京からバンコク」です。
ソウルからバンコクを通しで取る時と違い、最安値は「スペシャル」です。
その隣にはプレエコではなく「BASIC」があります。
通常モードに戻る事で日本発特有の最安値「スペシャル」が出てくるんです。「払戻不可」の厳しい条件が特徴です。
差額は片道5千円・往復1万円となり、先程の様な2倍の価格ではありません。
このスペシャルが重要なカギを握ります、覚えて下さい！！
復路は「往路でスペシャルを選んだ為」その隣は同じルールです。
販売促進モードに切り替わり、プレエコへの誘導になっています。
東京からバンコク行きの往復はどちらも「Sクラス」で確保出来ました。
合計金額は69000円になります。
ソウルから東京の「39200円」を足すと108200円です。
記憶力が良い方は気付いんじゃないですか？
ソウルからバンコクをスルーテイクした航空券ベース価格は「126700円」
これを分けて2つの予約にすると108200円でした。
その差額は「18500円」です。
これはANAのみならず、各航空会社が巧妙に仕込んだ罠。
ネット時代への新たな挑戦です。
このマジックの種明かしをすると・・・
「出発都市ごとに設けられた運賃ルール」にあります。
日本発の最低ルールは「スペシャル」
それに対して、
ソウル発の最低ルールは「ベーシック」です。
ソウル発バンコク行きのスルーテイクで存在しなかった「ルール・スペシャル」を日本と分ける事で引っ張り出しました。
簡単に説明すると、この18500円の差額は「ベーシックとスペシャル」の差額という事になります。
「日本・バンコク間を払戻不可」にする事で18500円安く出来ると捉えて下さい！！
この価格競合を以前はオペレータさんが請け負っていたんです。
ワガママな客にはとことん追求され幾つもの組合せを計算させられる。
オペレーターはコーディネータとは異なります。
その意味を込めてANAはオペレーターを「コミュニケータ」に変更しました
なかなかあざとい名称変更で、変更当初担当者に指摘したら
良く気付きましたネと褒められました。
一般回線に0570を使うようになり、航空会社に限らず多くの企業が客は神様と崇める姿勢を変えています。
どの企業のオペレータも真摯に対応してくれますが、質の低下が顕著で呆れる事が多々あります。
その中でも航空会社は頑張っています。
355日前の特典航空券の開放を狙った電話だけではなく、コミュニケーションを通して航空券を学ぶ環境でもあります。是非ご活用ください。
そして、運賃設定がない区間の行程を作成する時は、
スルーテイクした運賃と単純往復を分けて競合する事が大事です。
こちらがANAが隠す「東京発バンコク行き」のフェアファイルです。
前回の記事・動画ではJALのソウル発バンコク行きを取りあげました。
次回以降、この運賃を使ってJAL運賃と比較しながら解説したいと思いますので、お楽しみに！！
動画を作成したので参考にしてください！！
《 今後の運営方針について 》
全ての動画はプレミア配信にしていませんので無料でご視聴可能です。
今まで記事を読んで下さった方の為に、note・ブログ最新記事は「次の記事」を出すまで一般公開しますのでご安心下さい。メンバーとの区別化の為にメンバー様には紹介した他社キャリアの同路線フェアファイルの全てを追加でご紹介します。又、プランごとの記事に自由アクセスです。
どこにもない詳しい運賃紹介を丁寧に解説していますので、
ご了承いただければ幸いです。
激しい飛び方・泊まり方で培った経験談を交えた内容を今後も継続し、皆さんが「極上マイラー」になれるよう航空運賃の辞書を作りたと考えています。今後もご自身のお好みのスタイルでお付き合いいただけれと思います。
楽しんで頂けましたら、ランキングに貴方の「アナタのとまほ～く♪」をぶち込んでネ！！
復活後の記事はブログカテゴリ【2023 / 2024】に入れてあります。
極上うなぎ。
