皆さん、こんちは!! (^^=)/
今回は、
<JAL / オセアニア編>全運賃公開・最善の修行ルートの考え方❶です。
このシリーズは、JALのフェアを解説しています。
ANAオンリーの方でも、ご自身の好きな航空会社の利点・欠点を比べられるので是非ご参加下さい。
今回は「台北発オセアニア行き」がメインテーマになります。
前回の「日本発台北行き」に続くものです。オセアニア方面はJALの弱点。
あまりに弱過ぎる為、ワンワールド外の提携強化を計っています。
アライアンス加盟を引き延ばし、一匹オオカミで耐え忍んだワザがコードシェアです。形振り構わず、使えるもんは何でも利用するスタイルです。
そして、今回アイランド特集も混ぜ込もうと思い途中まで作成していました。JLの欲張りな提携は、手間賃がフェアに反映されていてJLを選ぶメリットが多くありません。膨大な提携運賃と細かいルールより、主要都市にフォーカスする事にしました。アイランド運賃は簡単に取り上げますので参考程度にご覧下さい。
又、台北発だけではカバー出来ない「ニュージーランド」は「SEL発券」として助けてもらう事にしました。
盛沢山の内容ですが「ひとつの動画・ひとつの記事」で完全攻略出来るように仕上げていますのでご安心ください。
基本の運賃・利用法から徐々に掘り下げます。
マイラーの世界に下克上の規制はございません。
憧れのステータスが目標ではなく
単なる通過点になるよう
スキルと多角的視点を僕と一緒に「丁寧に」磨いてみませんか!!
「生き残れ、修行僧たちよ!!」
先ずはJLサイトで検索します。
今回も「道しるべとなるフェアファイル」がない不便さを共有しながら、
探求心を鍛えます!!
春休みが終わる時期「往路4/8・復路4/15」の台北発・シドニー行きで調べます。
エコノミークラスを選択しているのに、ご丁寧に「ビジネスクラス」まで表示してくれるのは、おもてなしの精神でしょうか?
エコノミークラスを選択すると「条件ごとに分けられた運賃」が提示されます。
「STANDARD / SEMI-FLEX / FLEX」の3つのフェアファミリーが提示されました。いつもと違う・どこかで見かけた画面ですネ!!
デジャブ現象ではなく、前回アップしたばかりの「台北発EU行き」シリーズと同じです。
怪しいポイントは覚えてますか?
「STANDARDとSEMI-FLEXの差額が大き過ぎる」点です。
変更無料になるSEMI-FLEXを選ぶと約17000NTD、キャンセル無料のルールを選ぶと更に約18000NTD追加される恐ろしい課金ゲームです。
このエコノミーSTANDARDの正体は「N」クラスでした。
JALサイトは国際線予約に弱いので、予約完了画面の手前にまで進まないと予約クラスとルールを提示してくれません。
見やすい様に、僕が全て検証しておきました。
資料加工中に日付が変わってしまい価格に誤差がありますがご了承下さい。
Nクラスのルールを確認してしまいます。
払戻は2000NTD・変更も2000NTDです。
次に復路です。
料金の違いから「予約クラスを探る」チャレンジをします。
往路の「Nクラス」より5000NTD高額なのでクラスの違いは明らかです。
又、STANDARDとSEMI-FLEXの差額も「Nクラスとの差額17000NTD」から13000NTDに下がっている事で、より高い予約クラスだと確信が持てます。
これが復路の正体です。
「S / K / Y」クラスで構成されていました。
「S」クラスと「N」クラスの差額は、「17000NTD マイナス 13000NTD」となり「片道4000NTD」だと読み取れます。
「Sクラス」のルールも確認してしまいましょう!!
払戻は2000NTD・変更も2000NTDです。
次に「K」クラスのルールです。
払戻2000NTD・変更無料になります。
「SEMI-FLEX」という名称のフェアファミリーは、「変更可能・変更無料」と「変更部分」に焦点が当てられています。
もう一つ組合せで料金を出したので、簡単に説明します。
「N / S」クラスより高額なSTANDARD運賃で、SEMI-FLEX「K」クラスは先程とほぼ同額です。
探し続けると、的がどんどん明確になっている事に気付かれましたか?
「N / S」クラスより高額で「Kクラス」未満の予約クラスはなんでしょう?
こちらがJALのエコノミークラスの位置付けです。
「N / S」クラスより高額で「Kクラス」未満の予約クラスは3つです。
「M / L / V」の何れかだと絞れました。
答えは「K」クラスより一つ下に位置付けられる「M」クラスです。
JALでは「エコノミークラスの販売基準」に「M / K」クラスを利用しています。繁忙期には確保可能な最下位設定にして利益をコントロールしています。
「Mクラス」はUG不可であまり価値のないエコノミークラス「O / Q / S / V / L」クラスの親玉になります。
「Kクラス」はビジネスクラスへのアップグレードが可能で、その違いに基準を置いています。今回のケースを見ても分かるように「一つのクラスがルールを表す」使われ方をする場合に「Mクラス」までが条件の良くない設定の「STANDARD」になっています。日本発がこのような形式をとる場合には「フェアファミリーSPECIAL」になると思います。
そして「FLEX」には「最高予約クラスのY」を使用しています。
フェアファイルがない状況下で、ここまで読み解ければ十分な力が付いた証拠です。予約クラスは全てのコードが設定されているわけではく、発券国で役割が異なる為、絞り込みに限界があります。JALサイトと国際線アプリの手間がかかる仕様では、面倒だと思う方が殆どだと思います。
僕も面倒で本当に嫌いです。でも、必ずやります!!
今回、簡単に扱う「アイランド行き」のフェアファミリーをご覧下さい。
先ずは「フィジー・ニューカレドニア」です。
自分の経験・思い込みを信用し切ったら時点で成長は止まります。
又、企業だから適切なものを提示しているとは限りません。
こちらは「日本発タヒチ行き」です。
以前から放ってあるのですが、まだ修正してないようです。
僕もよく間違えます、前回の動画でも「STANDARDをSPECIAL」と読み違えてました。
JALファンでもアイランド運賃・細かいルールを調べる人が少ない証拠でしょう。自社便運航がなくJALの中の人も苦手分野なんだと思います。
どなたか電話一本、救いの手を差し伸べて下さい!!
それでは、本題に入ります!!
こちらが「TPE / SYD」のフェアファイルです。
運賃番号1番から11番までが公示運賃になります。
前回のヨーロッパ行きと全く同じです。
このヤル気のないスタイルが以前は基本でした。
形式的には「生き残りのフェア」と呼べるものですが「ルート」制として大きく修正されたルール・価格になっています。