世界中販売されている「全ての航空券」には必ず「予約クラス」というコードが付いているんですが、ご存じですか。
マイレージを貯めているから知ってる、FOP積算率を気にするようになり初めて知った、そんな初心者も多いでしょう。
予約クラスとはアルファベット1文字で記されたコードです。
実は、マイルやポイントを積算する為につけられているんじゃないんです。
国際航空運賃における価格設定を表す為のコードです。
それを機内の搭乗キャビン毎に分類しています。また航空運賃をコード化したもであり、飛行機1機分の販売座席数が各コードに振り分けられています。席数を調整する事で売り上げ管理が可能になり、儲けたいなら低いコードを売らない・設定数をゼロにする。そう、予約クラスには「格付け」が存在するんです。
「ファーストクラス・ビジネスクラス・プレエコ・エコノミー」とキャビンが4つしかなくても、格付けという価格調整に使用される為、沢山のコードが設定されているんです。
「予約クラス毎のマイレージ積算率」なんて教わるもんじゃありあません。
web上あちこちに散らばってます。ホントに知らなきゃいけない事は、
価格と格付けの残席調整です。
アナタが知らなかったのは語れる人がいないから。
その真実を知ってる人が少ないからです。
無理強いはしません、お願いもしていません。
日本最強マイラーと航空会社が隠す秘密を共有しませんか!!
生き残れ! 立ち上がれ!
修行僧たちよ!!
皆さ~ん、こんちは!! (^^=)/
マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
【極上うなぎ。】です。
今回の物語は・・・
パリ発券から読み取る航空券『予約クラス』の真実 !です。
皆さんは、お寿司は好きですか?
羽田空港国際線が「金浦線」しかなかったころ、JALの成田空港ファーストクラスラウンジでは、こんな寿司桶が幾重にも積まれていて食べ放題だったんですよ。空港ラウンジでは無料でも、寿司屋ならネタごとに価格が付いています。皆さんが購入している航空券は、すしネタと同じで「予約クラス」で価格が設定されているのはご存知ですか。10万円のチケットを買ったらSクラスだった、実はそれ逆の視点なんです。「Sクラスを買ったから10万円」だった。
僕のチャンネルには、富裕層の皆さんも沢山遊びに来てくれていますが、時価の店しか行かないなんて方もいると思います。航空券購入時に皆さんは「JALという寿司屋」・「ANAという料亭」でオーダーしているんです。
それも値札がない「時価の高級店」です。
だって希望日・目的地を入力しただけで、江戸前寿司が一人前だけ勝手に提示されてしまう。さび抜き・シャリコマ、そんなふうに「好み」を伝えていますか?
いきなりファーストクラス・ノーマル運賃という大トロが出されたことはありませんか? 陸マイラーの皆さん、JALビジネスクラス特典航空券・東南アジア行きで片道16万マイルを見て驚いてませんか? それプラス特典で「Jクラス」を引っ張ってるんです。そう、航空会社は全て「時価販売」なんです。ワガママ大歓迎、価格と必要マイル数が比例するだけです。
こちらが「JAL / ANA / AF」が隠す「東京発・パリ行き」の運賃表です。
こんなごちゃ混ぜの変なもん見た事ありませんよネ! 非公開情報ではありません、電話して聞けば教えてくれますよ。時価の寿司屋でも聞けば値段教えてくれるのと同じです。
運賃番号1番~4番を見て下さい。全て「85000円」です。
次に黒帯の「会社」部分を縦読みすると航空会社コードが記されています。
1番と2番はANA、3番はAF、4番はJALです。3社の価格が同額だなんて偶然だと感動してますか、単なる談合です。スカイスキャナーが大好きで、外資系は安いと決めつけているかもしれませんが、予約クラスとイールドコントロールを知らないのかもしれません。「思い立ったが吉日と言わんばかりに、検索した日の結果が全てを物語る」そんな発想は危険です。
次に黒帯の「クラス」にフォーカスして下さい。
1番から4番は全て「85000円」なのに、同じコードがありません。
そして、下段の17番~20番を見るとANAの運賃で、予約クラスは全てLクラスです。い~ですか、4つの番号を読み上げますよ!!
「2番・8番・11番・12番」これも全部ANAの「Lクラス」です。
勉強するなら、この違いを知るのが一番です。解説を求めるなら「積算率」ではなく、使用条件とルールが重要なんです。今回は、海外発券に辿り着く為の「予約クラス」の基礎勉強と真実解明が目的なので、詳細解説は割愛します。
次にグリーン枠の運賃を見て下さい。皆さんが興味のあるプレエコ最安値を集めました。84番・94番が「AFのプレエコ」で予約クラスは「Aクラス」です。95番はJALの「Eクラス」、97番と98番はANAの「Nクラス」になります。プレエコも足並みが揃い過ぎている、偶然なんかではないと裏取りが出来ました。皆さんは僕を信じますか? 中には用心深い方もいます。
下段の運賃番号197番~200番をご覧下さい。3社のビジネスクラスの料金、510000円です。ここまでくると、どんな企みがあるのかと恐ろしくなります。そう、3度目も正直、2度ある事は繰り返す。それが日本式です。
この予約クラスはビジネスクラスで最下位・格付けが低いクラスです。
そして、ブルー枠をご覧下さい。先ほどのビジネスクラスに「一段高い格付けの予約クラス」も加わり、徐々に価格も吊り上げられています。
今回何故、AFを交えたか分かりますか? フランスのフラッグキャリだからです。 価格競合において重要なのは、「出発国の航空会社」・「到着国の航空会社」そしてもう一つ、ハイエナよろしくおこぼれに預かろうとする、「経由便利用の航空会社」です。
積算可能な航空会社なら、日系は他社の資料を用意してあるので、キャビン毎にどの予約クラスが使われているのか確認できます。ネットの外部情報ではなく、航空会社の一時ソースから調べて下さい。
次に、ハイエナ3社をピックアップしました。
日本を食い物にする、図々しいアジア系3大キャリアです。
「SQ / TG / CX」が大胆な自己主張組で、日系2社より多い便数があり、料金設定もとてつもない数です。先ほどの最安値を覚えていますか。「85000円」でした。1番がTG「Lクラス・65000円」最安値、2番がCX「Qクラス・78000円」です。気位の高いSQは、20番までにリストされていません。10万円程度では販売していないんです。OTAが好きな方、中国・韓国系ばかりではなく、ヨーロッパ行きでSQをゲットした事はありますか? 取れない理由は低価格がないからです。繁忙期に余り物として出る事はありますが飛行距離が長い分、高額になります。
ブルー枠、運賃番号136番をご覧下さい。ビジネスクラスではCXの「Iクラス・386000円」が最安値なんです。日系とAFは51万円でした。ご存じの方も多いでしょう、CXは格安ビジネスクラスを日本人に売りまくって競争を凌いできました。古参マイラー・上級マイラーほど、CXは激安航空会社だと認識しています。
こちらの一段上の格付けをご覧下さい。「TG / SQの最安ビジネスクラス」と「CXのDクラス」は日系と同価格帯なんです。ここで重要ポイントです!!
皆さんはシンガポール・バンコク、東南アジアに住んでいます。
自国のフラッグはSQかTG、日本発券は安くて便利、シンガポールからパリに直行便で行くより日本発の方が安価。それなら東京発券をして長い距離を飛んでマイルを貯める。東京発券は経路的にシンガポール・バンコクを経由するから、経由地である自国で途中降機・休憩が可能。次の休みにパリ旅行をする。なんてお得な日本発券だろうと、、。これが海外発券です。
HKGに住んでいても同じ視点です。日本発券が好条件なら、自国を経由して第三国を目指す。これが僕たち日本人がソウル発券・東南アジア発券をするのと逆の視点になります。なんちゃらホテルでの日米なんとか会議や米国の圧力と不動産業界への忖度で、利上げストップを指示されたお飾り日銀総裁、大根役者の茶番の恩恵で日本発券をしている外国人も大勢います。そう、円キャリ復活だけではなく、彼らには航空運賃も新興国のような価格設定に見えるんですよ。ビットコインの上限撤廃の話が出てきたり、雇用者数水増しなど、アメリカは今回、 死に物狂いで何かを仕掛けてます。全方面にアンテナを張って備えながら攻めましょう!!
次にもっとも重要な「予約クラスの位置づけ」を実際の残席から確認します。2025年3月1日の「東京発・パリ行き」の残席です。朝便は「JL / NH / AF」3社とも羽田発です。JL045便の「Fクラス」はノーマル運賃で、5席空いています。
「Aクラス」は特典航空券・RTW運賃・ディスカウントファーストクラスです。予約クラスの隣にある「L」は残席がない事を意味します。
予約クラスは左に位置する程に高いもの、右が低いものです。
次にビジネスクラスを見ると「Xクラス」のみ空席がありません。
先ほど運賃表で確認した「51万円~67万円」のXクラスです。
プレエコは「ノーマル運賃のWクラス」しか空きがありません。
まだ肌寒い3月、繁忙期ではない週末のJALパリ行きは最安ビジネスクラスでは取れないんです。皆さんがwebで検索するとビジネスクラスは「Iクラスが最安値」となる、値札があっても価格が変動しているんです。検索した時になかったものが翌日出てくることがあります。逆もしかり。
そして、同じ予約クラスであっても「Xクラスのように51万円~67万円」と食べ方で価格が変わる。トロをあぶって塩をふってもらうと手間賃が追加されてるんです。
次にAFを見て下さい。最安価格のZクラスには「Cコード」が付いてます。
これはクローズを意味していて、予約受付不可です。
その下に「Oクラス」がありますが、運賃設定をしていませんでした。
日系に限らず、世界中の航空会社が「運賃表を隠し」時価販売しているのが航空券。ネタの鮮度と大将の握り方を判断するのが、他社との価格競合です。
NH215便の赤枠がビジネスクラスとプレエコ。最安クラスを覚えていますか?ポン引き「Pクラス」です。JAL/AFでは51万円がありませんでした。しかし、ANAでは51万円で購入出来る。まるで不慣れな旅行者を甘いささやきで魅了する。手ぐすねを引いて3人ひっかけようとしています。もう分かりましたネ。
これがホントの価格競合なんです。同じ価値を比べる、その基準が「予約クラス」です。キャビンクラスで比べるのではなく、同じ基準を対比する事で正確なお徳度を判断できます。
折角の機会です。ハイエナ3社も簡単に見てしまいましょう。
どこにもない解説ですよ、学べるのはここだけ、一発で仕留めましょう!!
TGでパリへ行くにはバンコク乗継です。2便に乗るので予約クラスは「同じクラス」を取る必要があります。web作成で一方だけ違うクラスを引くことがありますが、高い方の運賃を適用しているので客に得はありません。
TG683/TG930共に空きは「Mクラス」以上です。最安値「Lクラス・65000円」は客をおびき寄せる為の餌です。セールや割引を強調したい時に「のぼりや看板」は必要です。後でnoteやブログで運賃表と残席を見比べて下さい、びっくりしますよ。ものぐさな欲張りさんの為にお知らせします。
TGのMクラスはエコノミークラス、運賃番号123番~131番「31万円~35万円」です。
プライドが高いSQは、ビジネスクラスCクラス以上、エコノミークラスの
販売はBクラスからです。因みに「最低のDクラス」はネット発信者と旅行系ライターが騒ぐセール運賃と特典航空券「セーバー」の予約クラスです。騒ぐ人ほど事実を知らない・現状を把握していないので、見かけたら通りすがる事をオススメします。自分で確保してから、残席を確認してその厳しい現状を伝えて欲しいですネ。
次に格安ビジネスを売りにしているCXですが、CX261便は「ノーマル運賃Jクラス」しか空きがありません。羽田~香港間にDクラスの空きがあってもJクラス運賃が適用になるのでweb検索してもこの組み合わせは高額になります。3/1のビジネスクラスの最安値はANA「Pクラス・51万円」となりました。
さぁ、デッカイおまけです!!
スカイスキャナー信者がお世話になるであろう「CA / MU / CZ」の運賃表がこちらです。不人気なのは乗継空港の入管・混雑・接続時間全てよくないから。解説するまでもありません。20番までの最安運賃と3/1のCAのリアルタイム残席をご用意しましたので、教材としてご利用下さい。
これをスカイスキャナーなどで片道運賃比較すると、どのクラスを表示するかが運賃表で照合できますよ。
さあ、ここから面白い運賃をご紹介します。
「予約クラスの真実」解説です。パリ発・日本行きの単純往復行程、オマケになります。たった十数分の解説で味わったものは大トロ・のどぐろより上等です。味を占めた皆さんは、その味覚を活かして品定めして下さい。
最安値はJAL/ANA共に300ユーロ程度です。AFはXクラス・552ユーロが最安値。
パリ発の運賃です。先ずはフラッグキャリアのビジネスクラスを探します。
運賃番号164番「Zクラス」がAFの最安値。この出発国の運賃を基準とする事で真価・本当の価値を読み解けます。
赤枠がJAL、ブルーがANAの最安ビジネスクラス。
JALは162番の「2716ユーロ・Xクラス」、ANAは165番の「2761ユーロ・Pクラス」です。どちらもAFの最安値に張り付くように並んでいます。
実はコレ、フラッグキャリの出方を伺ったものなんです。
い~ですか、日系の戦略をぶちまけます!!
本当の最安値は124番「Xクラス」と132番「Pクラス」になり、AFの設定価格より「10万円~12万円」ほど安くなっているんです。以前にも解説していますが、フラッグキャリアより高く設定する航空会社はありません。アウェーでは安くしないと買ってもらえない、その価格を知る手段としてフラッグキャリアの運賃・売り方を知るのが重要なんです。そして、日本発は51万円でした。売国ニッポン・異常な円安下でもたったの32万円ですよ。今回、日本発料金と比較したのは自国の運賃設定が比較基準として如何に重要かを学べるからです。数回検索しただけ、それもOTAサイトで手間を省いた。それも一つの結果、その方の最善なので尊重しています。ただ、僕は欲しい時は毎日検索します。他社も全て見ます。小さいメモリが刻まれている、それが僕の物差しだと思っているからです。
もう一歩踏み込みますよ!!
こちらがヨーロッパの2大メガキャリア「BA / LH」です。
赤枠BAとブルー枠のLH最安運賃はフラッグキャリアAFより安価です。
安く行きたきゃ「目的地を経由しろ」これを覚えて下さい。
日本発でロンドンを目指すなら「BAを使ってパリを目的地」にする。
途中降機が可能なら思惑が現実になります。
日本からパリが目的地なら「AFを使ってフランクフルトを目指す」航空会社を欺くんです。自国を目的地にしていない場合、遠回りさせることになるので、途中降機をさせてくれて料金も安価になります。
シンガポー航空は、昔からフリーストップオーバーを謳い、乗継の2~3時間で市内無料ツアーもあります。
最善とは思いつく全てを多角的に比較した結果です。
その中に「無駄や手間」と感じるものがあるなら排除するのも選択の一つです。航空券を安くしたいなら「何を調べるか・どこを見るか」といったように店を選ぶのと同じです。味や雰囲気を気に入れば通い詰めて常連・お得意様になるでしょう。航空会社ではそれをステータスと呼びます。貢いだ額が大きいほど位の高い信者として優遇されます。修行僧の最上位カラーは「緋色」。世界中のファーストクラス・最上位ラウンジのテーマカラー・ANAダイヤモンドカードと同じですネ。JALダイヤモンドカードはブラック・黒です。修行中は「黒」を表すようです。そう、JALには非公式ステータスだった「簡易プレステージ・ダイヤモンドメタル」が一般適用された事でダイヤモンド会員には修行続行をススメています。
ANAの真っ赤なダイヤモンドカードも人間で例えるならまだ還暦。
JALと2社を使いこなすようになって「紫」に成熟します。
空を極めると諸行無常・真っ白無垢なこころに戻る。
そして、そこから第二の人生「百壽・桃壽」が始まります。
誰にも惑わされない全てをはじき返す強さ穢れなき純白を目指すか、積み重ねた経験と溢れんばかりの知識で他人様を魅了する「桃色」になるかはアナタ次第です。そう、僕たち修行僧は徳を操る「空の匠」です!!
復活後の記事は『はてなブログ』カテゴリ【2023 / 2024】にあります。
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