にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

極上うなぎ。のブログ

復活準備中♪

【知って得する!国際航空券の仕組み①】

 

海外旅行をする時、先ず国際航空券の手配を考える方が多いと思います。

あなたはチケットの手配をどのように考えてますか?
価格が高額な時に、どこと・何で競合しますか?

①乗りたい航空会社のHPを調べる
②旅行代理店に駆け込む
③OTA(オンライントラベルエージェント)サイトで競合
④Skyascanner等のオンライン競合サイトで探す
⑤パッケージ旅行・ツアー中心なので旅行全体で考える

これらが主流だと思います。

パッケージ旅行ではなく国際航空券を買う場合の大前提は、
提示された料金に納得するかですネ。
A社の価格に納得出来ない時にB社を調べたり、いつもの価格より高額なので
他の航空会社を選択したり、乗継、航路、陸路も取り入れた経路にする方もいるでしょう。

重要視されるポイントは、「高い」と感じるか「安く」思えるか。
料金に納得できなければ、手配完了まで余計な仕事が増える事もあります。

「C社よりD社が安かったから」
「自分が探した中で最安価だった」
「前に手配した時より好条件だった」

これらの良さげなポイントを見いだせたら発券して手配完了となる。
しかし、今までのそれらの思考・判断は、本当に最善だったのでょうか。

自分が一番正しいと思い込んでいたり、面倒くさがりの自己満を見て見ぬふりする癖はありませんか?
忙しいから時間を買ったと思って多少は目をつぶるなんて口癖は?

本当に安いのか高いのかは、

陳列された商品のみでは分かりません!!

<* 目の前にあるものが全てではない *>

ハイブランドショップでは、バックルームに新品を隠してあったり、
売れ筋ラインは売り切れ・入荷待ちだった、汚れのある余り物だけど値引きしていなかった。
衣類・食品に限らず、ものを買うときにそういった目利きがありますよネ。

航空券も
目の前の商品が全てではないんです!!

航空券は「生もの」と同じで賞味期限があります。
それが「出発日・出発時刻」となり、出発以降は跡形もなく無になる。
腐っても鯛なら食えない現物はあるでしょうが、国際航空券は無価値になるんです。

正確に言うと、航空会社側にとっては・・・
「出発時刻以降=無価値」

乗る権利が失効しているのでPAX(客)からの申し出がない限り、
航空会社が連絡をしてきて事情を聞く事はありません。
運賃種別によって、高額な手数料により搭乗日を変更出来るものはありますが、大前提は「出発時刻前までに申し出る」必要があります。
例外として、病気や事故などの生命に関わる事象がある場合には
診断書・証明書の提出をする事で価値を復活させてくれます。

搭乗者サイドでは・・・
国際航空券・国内航空券は「乗り遅れ」となり無価値・価値半減になる。
これを「No Show / ノーショーチャージ」と呼びます。
ペナルティ・手数料を徴収されることで賞味期限を延長してもらえたり、
旅行取り止めに繋がる、

*生命に関わる大きな事象(重大なインシデント)
*家族の緊急事態(ファミリーエマージェンシー)

の場合にのみ例外措置として扱ってもらえます。
これらは全ての運賃ルールに明記されています。

売り手側の航空会社は、満席になる事で売上が最大になりノルマ達成。
売り切る為に値引きシールを張る事もあり、それがセール価格であったり
事前購入割引運賃だったりするんです。


<* 国際航空券には多くの運賃種別が存在する *>

航空券には多くの運賃種別が存在しその代表的な運賃が、

国際航空券・国内航空券の最高額運賃は「ノーマル運賃・普通運賃」

になります。

言葉通り、
「余計なものがない運賃」=「付加・負荷条件がない運賃」

付加条件のあるものは各社呼び方の異なる固有名詞

*セーバー運賃
*アドバンス運賃
*バリュー運賃

と言った、「普通ではない」名称になっています。

その条件とは・・・

*早期購入
*変更不可
*キャンセル不可
*変更可能・キャンセル不可
*一度のみ・復路のみ変更可能
*変更可であるが、〇日前までで手数料徴収
*キャンセルのみ手数料徴収で可能
*有効期限「7日・14日・30日・60日・・・」
(復路搭乗日までの旅行期間)

必ずこれらの条件がつけられていて、その不自由を理由にディスカウントされています。

「普通運賃」は、
何度でも変更可能・キャンセル可能・一年間有効

規制を受けない一番利便性が高い商品なんです。
それ故に、設定金額の中で一番高額になります。


<* 航空券にもセールがある *>

セールと言うと聞こえが良く、購入者に得があり飛びつく人が増えます。
実はコレ、売上を最大値以上にする手段にも使えるもので、売り手の利が見込めるんです。早期購入型のセール運賃を購入すると、先の旅行に対して
「多分何事もなく大丈夫だろう」
を念頭に購入する方が殆どなので、搭乗日が近づくにつれ病気、
冠婚葬祭、不慮の事故や気が変わった等々の理由で変更される方がかなり
多いんです。
購入した瞬間に契約成立なので、付加条件が発動します。
一秒後には変更・キャンセルを申請しても手数料が発生するんです。
早期に販売すればするほど、搭乗者側の不都合が起きる確率が上がり
「キャンセル料金・変更料金」を徴収出来る確率も上がります。
デパートや商店と異なり購入後直ぐでも返品にはペナルティーが生じます。

航空券は少し変わっていて、賞味期限を境に無価値なるのに、期限に近づくほど高額になります。
最安になるのではなく腐る間際が美味しくて売り時なんです。

賞味期限が近くなる程に脂がのって旨くなる

急用で渡米する、不幸があり帰国しなければならない等の「来週・明日・今直ぐ出発」といった時ほど足元を見られる仕様になっています。
キャンセルや変更が増えるほどに新規再販が可能となり、その頃には
間際の高額な金額で売れ残りを陳列出来る商品なのです。

早期割引きで5万円で売り、キャンセル料金が50%なら2.5万円の利益。
空いた席を間際販売額10万円でも困った人が買う。
これが一般的な販売構造になっています。

「搭乗権利」であるベースの「座席確保」以外にデコレーションする形で座席指定料金・荷物超過料金・アップグレード料金・機内食等々でのインベントリマネージメントも怠っていません。

それらの金額が本当にお得なのか、多くの人はどのように判断しているのでしょう。国際航空券の場合、大きく分けて2種類の購入方法があります。

*航空会社と直接取引をする

*旅行代理店から購入する

今回のテーマは「国際航空券の仕組み」なので、航空会社で手配する際に
適用される「国際航空券ルール」に基づいた販売契約にフォーカスし、

「国際航空券の正しい価格の競合法」

「それらを検証する上で必要な知識とルール」

を説明して行きます。

なぜ、そんな事が必要なんでしょう?
国際航空券には、キャビンサービスの違いによって分けられた

*ファーストクラス料金
ビジネスクラス料金
*プレミアムクラス料金
*エコノミークラス料金

があり、

更にその他に割引条件による料金の違い、販売数に応じ残席でより利益を上げられるように細かく種別が分類されたイールドコントロールが施されているんです。
それらを理解する事で「国際航空券の仕組み」が見えて、
「料金の正しい競合」が出来るようになります。

基本から丁寧に学ぶと航空券に関わる全てに対応出来るようになります。
言語を操ると、世界中の人と会話可能になるのと同じです。

*提示価格が「最適」かどうか
*個人都合の変更にどう対応すべきか
*天候事由・航空会社都合の遅延・キャンセル時の対応
*他社への振替えや経路変更したい
マイレージを効率良く貯めたい
*航空会社のステータス獲得・維持のポイントが欲しい
*特典航空券を作る際のルールは別物なのか
*いくつかの航空券を組合わせると保障が消える

これら全てを自己判断出来るようになります。
昔から延々と繰り返されているネット上に溢れている疑問にも即答可能でしょう。世界中で情報操作されてる現在は、人に聞くのではなく自分で調べ、経験して身につける事で、本当の価値を見極められるようになります。
自分にとって都合よいものを選ぶには、情報より人様の意見より、
自信を持った自分の瞬時の判断が重要なんです。
誰にも負けないではなく自分が一番信頼出来る、
そんな選択の連続が可能になれば旅行もより楽しくなります。

次回は、

航空会社によってどんな調整・駆け引きが行われているのか、
提示された購入価格が「本来の価値」になっているかを紐解きます。

このブログでは、

*国際航空券
*国内航空券
マイレージ
*ステータスポイント
*ホテル価格
*ホテルステータス

全ての分野に渡り広く深く扱って行こうと考えています。
先ずは最も得意な人が少ない分野の国際航空券です。
情報発信からは暫く遠ざかっていました。
航空会社・ホテル・マイレージの歴史を交えながら分り易く語って行けるように努めますので、旅行全体に興味のある方は気軽にお付き合い下さい。

 

極う。

 

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村