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極上うなぎ。のブログ

復活準備中♪

【知って得する!航空券の仕組み改訂版❸】

 

 

皆さん、こんちは(^^=)/

 



今回は、

 

「知って得する!航空券の仕組み改訂版❸」

(「知って得する!航空券の仕組み④」)です。

 

このシリーズでは、初心者を中心とした航空券の仕組を解説します。

中級者・上級者の方は、基礎の再確認・ご自身のテクニックとマニアの多角的視点を比較して読んでただけると幸いです。

 

 

前回の内容は覚えてますか?

ボタンを押すだけで色とりどりの「国際航空券」が購入出来る、

JAL / ANA」という自動販売機の料金設定の解説でした。

 

 

 

多角的な視点で見ると隠されている様々な意図を読み解く事が出来ます。

皆さんは検索して出した料金の詳細と「何故その料金が良いのか」を必ず検証して下さい。

 

時間がなく予算面で余裕のある方はビジネスクラスを購入する方がお得な場合があります。

 

修行を目的としている方はポイントにフォーカスする為、「予約クラス」が重要になります。

 

 

今回は、それらを含めながら、

航空券を探す上で、必ずぶつかる壁「閑散期と繁忙期」航空会社の競合「JALANA

の料金比較、それらが設定された航空会社の企みを検証して行きます。

 

では、行きましょう!!

 

前回の軽く復習をしましょう。

 

スペシャルセーバーという「予約クラス Z」の料金が設定されていて、


価格は「49400円」

JALは国内線を「片道8000円・往復16000円」で追加可能なようです。

 

 

 

次に「ビジュアル的なショック」を与える為に、より安価な料金と見せかける「片道運賃」を提示してあります。

予約クラスは「Z」よりも一つ運賃階級が高い「O」を見せられました。


こちらも国内線は「片道8000円・往復16000円」で追加可能です。

 

 

 

 

追加可能と言いましたが、これは利便性を強調しているように見えますが、

 

「大阪・名古屋・福岡」から出発したい方への「JALサイドのお願い」でもあるんです。

JALには東京発以外、直行便がありません。ベトナム航空やLCCを選択されないような根回しです。

 

前回は「往路11/1」、「復路11/5」で検索しましたが、

広告の料金の検証なので最安と提示された

「往路10/31」、「復路11/3」にする事で「Zクラス」の料金を導きました。

 

 

 

 

行程確認で重要視するポイントがあり

 

*予約クラスが希望するものかどうか

 

*4桁便の他社運航によるコードシェアではなく「JAL自社便」かどうか

 

*直行便か経由便か

 

*日本の出発空港と到着空港「羽田か成田か」

 

そして積算マイル数でした。

 

 

 

次に料金詳細です。

チケットのベース価格を知る事で、予約クラス「Z」の位置づけが理解出来ます。繰り返し検索していると色んなクラスが出てくるので、予約クラス一覧を見なくてもその順番を覚えられるようになりますので、是非叩きまくって下さい。

前回の動画を出した「2023年9月」の「日本/ベトナム」の
燃料費は「片道9200円・往復で18400円」となり、

航空保険特別料金は「800円」で合計19200円でした。

 

 

 

それでは、
「繁忙期である年末年始」にもこの「Zクラス・Oクラス」があるのか、設定されているのかを検証しましょう。

 

詳細設定から「運賃カレンダーで前後日を調べる」をオンにすると、その表示画面での最安値を教えてくれます。

 

 

 

希望日である

往路は「12/29 85850円」

復路は「1/3 74360円」と表示されました。

重要なチェックポイントを見ましょう。

 

 

 

 

12/29は成田発です。JAL便ですが何故かハノイの文字が出ています。


ハノイ」で乗継便があり、「ベドジェット」にてホーチミンへ向かう乗継行程です。

 

 

 

復路は「1/3」を選ぶと往路同様に「ハノイ経由」になります。

日程を重要課題にした最安料金は「160210円」です。

 

 

これでは大変です。

何が大変かと言うと、「搭乗手続きやイレギュラー」が発生した際に、

JALでは対応出来ないことが多くありますという事が記されています。

 

出発前の日本でなら電話やメール・チャットのツールも問題ないでしょうが、現地でイ

レギュラーが発生した場合に、何をどうすればいいのか説明していません。

ここで重要ポイントがあります。

 

JALがこのように「曖昧」な表現をするのには理由があるんです。

皆さんは、eチケットレシートに記載されている「航空券番号」には

航空会社ごとに振り分けられた「PREFIXコード」というものがあります。

 

JALには「131」

ANAには「205」

Unitedには「016」

SQには「618」

 

のように、
国際航空券には「必ず航空券番号」が発行されます。

 

航空券番号は「13桁」で、その内の「頭の3桁」が航空会社コードです。

 

JALANAのチケットが手元にある方は確認して下さい。

必ず「13桁」かつ「JLなら131」「NHなら205」で始まっています。

航空券番号は「電話番号」のようなものです。

東京「03」に当たるのが「JL / 131」で、どの航空会社のチケットなのかをシステムで

判断する為に使われています。

 

僕の周りのマニアは、

 

JALチケットは131券」

 

ANAのチケットは205券」

 

UAのチケットは016券」

 

と呼んでいます。

 

この「3桁」がとても重要で、「131」と記されていたらJALのキャリアルールが適用になると同時に、対応も受けなければなりません。

 

代理店が発券した「131券」はそこに代理店ルールが更に追加されます。

 

今回のケースでは「JALの131券」を自社発行して、そこに「ベドジェット」が切り込ま

れているので、JALが対応する責任が発生しているんです。

 

しかし、運行他社でチェックインをしたり・現地でチェックインモードとうい空港管理モードに入ってからはJALでの操作権限が移行されてしまうんです。

 

「曖昧な表現」の半分は親切な日系特有の「優しさ」で出来ているんです。

 

出来る限りお手伝いをしますが、弊社の管轄外に関してはご自身でちゃんとやってネって意味です。

 

 

 


それでは、往復直行便の最安値を選択します。

 

予約クラスは、

「往路Mクラス・エコノミースペシャル」

「復路Mクラス・エコノミーセミフレックス」になるようです。

 

皆さん、このスペシャルとかセミフレみたいな固有名詞は覚えなくても構いません。

 

日系は意味不明なカタカナが大好きなんです。

 

電話した時に優先デスクのオペレーターさんに、たまにテストしますが
即答出来る人は殆どいません。

 

JALは特殊で唯一、1つの予約クラスを2つに分類するのにこのコードを使っています。鋭い方はお気づきでしょう。

 

「予約クラスO」を紹介した時に「O-OA」とありました。

 

「OクラスにはOAとDI」の二種類存在するんです。

 

これらをカタカナで凄さ自慢のように「スペシャル」とか「スーパー」と付けています。数十種類を誰が覚えられるんでしょう?

 

覚えても意味がありません。「OやZ」で充分なので、中の人に何度もやめた方がいーよとアドバイスしてますが、余程気に入ってるみたいです。

 

 

 

料金は215900円になります。

資料加工と原稿を書いてるのが「9/30-10/1」なので月を跨いでいる為、

燃料費も変更になっています。

両方表示していますが「9/30」現在の料金計算になっています。

 

 

 

 

それでは、JALではどのような残席になっているのか、予約クラスをコントールしているのかを見ましょう。

 

往路のエコノミークラスの価格順位6番目に位置する「L」クラス以下は残席を出していません。予約受付をクローズしている為「M」クラスを提示しているんです。

 

 

 

 

ここで予約クラスの順位を確認します。

 

国際航空券の料金を検索する上で必ず必要になる知識なので覚えてしまいましょう。

 

 

 

今回のシリーズで取り上げた「Z」と「M」の差は7段階です。

 

「Lクラス以下全て」の予約を受け付けていないので「Mクラス」になる。

 

ここで重要になってくるのは、広告では「お得な運賃の適用除外日はなかった」事です。では、設定されていた分が全て売切れてしまったのでしょうか?
恐らくですが、僕の経験からの読みは「Zクラスは初めから設定数がゼロ、もしくは数席」だったもではないかと思います。

 

JALに限らずどの航空会社も繁忙期の下位クラスの設定数はかなり絞っています。何もしなくても売れる日程なので、わざわざ安く売る必要がありません。高額に設定していても「年末年始は高いから仕方ない」と思う方がかなり多くいます。各予約クラスのコントロール・設定数・販売実数は一般のオペレーターさんには見る事が許可されていません。

 

この予約システムには「スーパーバイザーモード・マネージャーモード」と言った、管理者モードがあります。売り方のパターンを自動設定する事で、予約率により、変動システムで自動管理しています。

 

 

 

 



これが顕著にというか、あからさまなハンドリングをしているのが「TG / タイ航空」です。

特典航空券で「ファーストクラスが2席」・「ビジネスクラスが2席」あったとします。ビジネスクラスを1席確保するとファーストクラスの残席が「1席」に減ってしまいます。ビジネスクラスを「2席」取ると「ファーストクラスの特典枠はゼロになってしまう」。

 

ファーストクラス・ビジネスクラス2席ずつ見つけたから、4人の家族旅行に使えると思って2名ずつに分けて確保しようとしても4席は取れません。コレはタイ航空のwebで予約をする場合でも電話でオペレーターさんに頼んでも同じなんです。

 

何故なら、予約記録の事を「PNR」と言いますが、「PNR」はクラスの違う予約を一つに出来なんです。
それ故に、ビジネスクラスで2席とファーストクラスで2席の「2つの予約記録」が最少値になります。これを活かしてタイ航空は「絵に描いた餅」を使い上手に日本市場に乗りんでいます。

 

このシステムは特典予約だけではなく、有償予約でも同じです。
有償の場合は、「ノーマルビジネスクラス」で予約が確保されたら「ディスカウントビジネスクラス」の数を絞るというハンドリングをする事があります。見えているものは「その的」だけではなく「そのクラスを構成しているクラス全体」が影響してくるんです。ちょっと踏み込んだ説明でしたが、どの航空会社も似たようなマネージメントをしているので、頭の片隅にでも置いて下さい。

 

次は、同日程のANAの料金を見ましょう。

 

往路12/29

 

復路1/3

 

です。

 

 

価格は往復料金を表示しています。

予約クラスを見なくても、往路が高額なので合計料金を見ただけで、

復路が安いと想像出来ると思います。

 

次の画面に進むと予約クラスを提示してくれます。

 

 

やはり往路「Qクラス」に対して、復路は「Wクラス」というかなり低いクラスを選択しています。ツアーを除く一般予約では、下から2番目のクラスになります。

 

 

 

JALとの価格差は8万円になります。

JAL / ANAどちらでも良いという方はANAを選択すると良いと思います。

 

下段にANAの売り方の工夫が見られます。

 

「上位クラス」にお得に乗れますよとお誘いがあります。

 

この画面が出る特徴は「検索している予約クラスの料金」と「上位クラス」の「料金差」小さい時です。高額な予約クラスであればある程に料金差は小さくなり上位クラスって「お得なんだ」とか「結構安い」と思えるように仕組まれています。東南アジアのエコノミーで片道10万円・15万円払う感覚に慣らされると3万8千円は高額とは思えなくなる錯覚のような心理を利用しているのでしょう。

 

 

 

因みにこちらが設定運賃一覧です。

 

 

 

 

ANAのプレミアムエコノミークラスは「N / E / G」です。

ここにあるのは「E」です。

エコノミークラスの中間料金に位置する「Hクラス」「Uクラス」と「Eクラス」の差額は「往復で2万円~3万円」しかありません。

 

これはとても重要な考え方です。
しっかり捉えていると、「ではビジネスクラスとの差額は幾らだろう?」

といった価格の比較も思い浮かぶからです。

「高いだろうから」・「料金を知らないから」と思い込みを払拭せずにいると、ビジネスクラスの最安値が「予約クラスPの220000円」が設定されている事を知らないままです。プレミアムエコノミーとビジネスクラスが「往復1万5千円」しか違いがない時に、皆さんはどちらを選びますか?

 

今回もOTAサイトと競合しようと思っていましたが、料金と予約クラスの関係、残席をコントロールしている航空会社の企みに少し踏み込んだので長くなってしまいました。

 

皆さんはが今まで見てきた航空券の「予約クラス」は全てでしたか?
偏りや断片的な展開はありませんか?
提示された料金の下位クラス・上位クラスとの競合からマイル単価を全て提示しているところあったでしょうか。

 

どこで何を見ても、そこにないものは必ずしも条件が良くないからではありません。

僕は皆さんにいつも「全て」をお見せしています。
ご自身で「チョイス」するより、一段上がって「セレクト」出来るような「センスと判断力」を身に付けていただきたいと思っているからです。

 

日常のどんな場面でも「見る側」・「魅せる側」共に簡単な作業ではありませんが、慣れてくると読めてくるものがあり、それがルーティーンにもなります。

 

520円の買い物をして1020円出したら500円のお釣りです。

中には100円玉5枚で返してくる人もいるでしょう。

500円硬貨がなかったのか、100円硬貨に優位性を感じてるか、、。
自分と相手の行動が読めると色々とスムーズになります。

 

少し先の予測をした行動・キャリブレーションスキルを航空券セレクトで使うには、基礎知識と多角的視点です。ここまで勉強してきた皆さんはもう初心者の域を出ています。あともう少し一緒に勉強をしましょう。

 

次回は代理店と料金競合をしながら、彼らが仕掛ける罠について解説します。

 

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復活後の記事はブログカテゴリ【2023】に入れてあります。

 

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