数日前、羽田（3レターコード：HND）に到着すると、入社時から成長を見てきたコンシェルジュがアライバルで待ち構えていました。
国際線も大分増えたので、タイトなスケジュールの ONTO-PAX（乗継旅客）のケア、それもVIPコードかリマークスPAX（問題あり・引継ぎ事項あり・ケアが必要なクレーム客）の対応があるのかなぁ～と思いながら手を振ると、
「お待ちしていましたぁ」と僕の方に話しかけてきました。
（えっ、僕はクレームなんて入れてないし、引継ぎ事項もないはず・・・）
「なんで待ってたの？」
「実はご報告があります・・。」
また「アレ」が来たんだと悟りました。
アレの殆どが「寿・移動・退社」報告なんです。
もう何百人に挨拶されたんだろう、、、
何度経験しても慣れず、真っ先に寂しさがこみ上げます。
彼女は勤続14年で思うところも多くあるのでしょう。
理由を聞くより、既に自分で出した決断に自信が持てるよう「大きな会社」から出て初めて泳ぐコツと立ち回り方を話し思い切り背中を押してあげる。
日本各地の空港で挨拶に来てくれたスタッフには、励ましの意味で必ず花束とメッセージカードを手渡しか、他のスタッフからサプライズで届けてもらうように手配しています。
何もしてあげられないから、せめて笑顔になってもらえたら・・。
達成感や満足感があると笑顔もより良いものになりますネ。
目標ステータスを達成したり、キャンペーンをすべて取り切った時の満足感、インボラUG（アップグレード）を狙って的中した時など、飛行機・ホテルの利用でも何度も笑顔になる機会があります。
それらの効率を上げる方法は、コミュニティーやSNSから拾うのも手段ですが、それだけだと検証が必要になります。
それらの発信主は、なんぼのバックグラウンドがあるんでしょう？
知らない発信者にはお得度が高くても
欲張りなアナタには物足りないかもしれませんよ！！
アナタ次第を極めましょう。
さあ、前回の続き・・・「行程の作り方」をやりましょう。
始めたばかりなので初心者でも分かるように簡単なものからやっつけます。
皆さん、どこでバカンスしましょうか？
パリ（CDG）は暴動激化で怖いし、ロサンゼルス（LAX）・サンフランシスコ（SFO）は民主党による警察官削減、950ドル以下の万引きは重犯罪にならず捕まえない、逮捕しても直ぐ釈放のキャッチ&リリースで犯罪やホームレスが増え以前のような街ではなくなっていて危険。
ANAのHP見たら、こんなのが開催中なんですネ。
キャリアの罠に掛かってみましょう！！
こんな路線が設定されています。
以下4都市の予約クラス「K」が共通していますのが分かりますか？
前回説明した、キャビンクラス・条件によって違う運賃が設定されていて、それらがアルファベットで表記される「予約クラス」は覚えてますか？
＜ アルファベットの意味 ＞
「 F / A 」・・・・・・・・・・・・・・・・・・ファーストクラス
「 Ｊ / C / D / Z / P 」・・・・・・・・・・・・・ビジネスクラス
「 G / E / N 」・・・・・・・・・・・・・・・・プレミアムエコノミー
「 Y / B / M / U / H / Q / V / W / S / L / K 」・・・エコノミークラス
「K」はエコノミークラスに位置づけられていますネ。
一番最後にあるなんて、なんか残りもんみたいで恐いですか？
お察しの通りです。
高額 → → → → → → 低額
「 Y / B / M / U / H / Q / V / W / S / L / K 」
全部やるのは大変なので、みんな大好きホノルルを見てみましょう。
8月の繁忙期から10月、11月の閑散期まで同じ料金のようです。
運賃設定：7.8万円とあり、「7.8万円～」ではない。
この意味が分かりますか？
「K」で予約する＝「K」しか出さない＝「K」で取れるもんならどうぞ！！
では、早速ANAサイトで検索してみましょう。
やはり8月出発だと「78000円」で確保出来る「Kクラス」はなく、
倍の金額に空港税等の諸税が加算さているようです。
「Kクラス」ではないこの「2倍の金額」は何モノなんでしょう？
マジックなのか、フィッシングサイトなのか、嘘つきなのか、、。
サイトを進んでみると・・・
＜「予約クラス：W」と記されて、勝手に3段階も上げられてます ＞
高額 → → → → → → 低額
「 Y / B / M / U / H / Q / V / W / S / L / K 」
↑ ↑
提示 広告
「K」がないんだろうと何となく分かりますが3段階も上げるのってなんで？
ANAが世界中の航空会社・webサイト・代理店に陳列している在庫・運賃ルールチェックをしてみましょう。
対象便となる「NH181,182,183,184」には「K」が「KC」になっています。
KC ＝Kansas City カンザスシティー
とか
KCとは、ハーブ健康本舗のシワ伸ばしコスメのこと。
※1 栄養とは、美容成分のこと。
※2 年齢に応じたスキンケアのこと。 ※3 浸透とは、角質層まで。
じゃないみたい、、。
「K」クラスは「CLOSE」閉めてると言う意味です。
それは分かったけど「復路便：183,181」には「W」より安い「S」がある。
「S」があるのに、なんで「W」を押し売りするんでしょう。
運賃ルールに答えが記されてます。
航空業界用語で「結合」とか聞きなれない硬い表現ですが、
「K」さんと合体出来るのは「L」さんだけみたいです。
今は便利な時代です。
ほんの十数年前までは「予約クラス」や「運賃ルール」をこんなに丁寧に
記してくれることなんてありませんでした。
むしろ隠していて、
＊なんで「2倍」になるのか
＊どんなルールで判断されているのか
は、聞かないと教えてくれませんでした。
現在でもここまで丁寧に表現するのは日系航空会社だけです。
理由を教えてあげましょうか、、。
皆さんが、うるさくて恐いからです！！
運賃ルールは勝手に決められたものですが、欲しかったら言いなりになるしかないんですよ。好きなら我慢しちゃう事ってありませんか？
でも、そういう付き合いは長続きしません。
我慢しなくても最安価を手に入れられる日は期間中あるんでしょうか。
多分、閑散期ならしこたまあると思います。
11月で検索すると・・・
ありました！！
運賃計算させると、
78000円はどう算出してるの？
含む・含まないがあやふやで、面倒な表記してるから分かりにくいですネ。
どうやら
「ベース運賃41000円」＋「YQ：燃料費37000円」
のようです。
この記事を書いている7/8にちょうど狂ったような大げさな記事が出されていました。
「燃料サーチャージ込み」との事です。
とご丁寧に説明してくれてますが、買う側が検索する時には「総額表示」後に料金詳細で見て確認しなきゃならないものだから、「入れてようが抜いてようが」分かりません。
運賃：41000円と最後に分かるだけ、ここまでやってやっと最安値で予約できたんだと判明します。航空料金は「付加される税金・航空利用料」が多過ぎます。客は費用の目玉である「燃料費」だけ気になってると思ってるんでしょうネ。訳の分からないものを沢山付加して、「国の借金は国民の借金」みたいな嘘や政府が議員の身内企業や、電〇・パ〇ナと契約をして使途不明金を誤魔化す手口みたいです。「国の借金は国民の資産」です。
元々、航空料金に燃料費はありませんでした。仕事をする為にカラダの栄養補給という食事代を請求するようなもの。
それも、最近は食欲旺盛だから食費は2倍請求しますみたいな、、。
「燃料費は航空会社の利益」です。
話がそれましたが、本題に戻りましょう。
色んな「予約クラス」があっても検索をかけて提示されてるのは一部だと気付きましたか？
条件タブを変えて調べれば「キャビンクラス」が違う料金は検索可能です。
「目的地・旅行期間・希望予算」等の条件タブを使い検索します。
皆さんお気づきでしょうが、この料金は週末や連休などの繁忙期には高額表示されます。
「皆さんの為の安価なセール」
というのは側面でしかなく、
「週末、連休、繁忙期希望日の高額客」
をおびき寄せる手段でもあり、安価なものを早期に売れれば残った高額なもののみ売りつけられる。絵に描いた餅のように初めから設定されてない日があったり、目玉が飛び出るほどに高額請求されても「ご要望に一番近い運賃を提示しています」なんです。「その料金は売切れ」を言ってくれないから混乱する人が多いのでしょう。
電話で問合せことがあるなら分るでしょうが、
「満席を頂戴しています・多くのご予約をいただいてますので・・。」
航空会社ってなかなかのやり手ですよ。
次回は、「他社と料金比較」、記事が長くならなければ「代理店との比較」も一気にやりたいと思います。
極う。
