皆さ～ん、こんちは！！ (^^=)/
マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
【極上うなぎ。】です。
運賃検索していたら、変なものを見付けたので緊急で作成しています。
8/1の23:00に見付けました。8/2発表の「タイムセール」用の運賃がファイリングされたのかと思ってHPを調べましたが、今回は「海外旅行はツアーのみ」です。ツアーで設定された路線のフェアファイルを調べたところ「シンガポール線とホーチミン線」にエラー運賃のような価格がありました。
恐らくツアーで利用する予約クラスを「Kクラス」にした為、一般用運賃にもファイリングされてしまったんだと思います。運賃作成をして検証済み、フェアルールも国際航空運賃リストにファイリングされているので正式販売されています。しかし、ミスファイリングだと消される可能性もありますので、ご了承下さい。
早速料金を確認しましょう。
「東京発・シンガポール行き」の運賃表です。
運賃番号1番「20000円・Kクラス・積算率30%」です。
運賃番号2番がJLの最安値「Qクラス・69000円」・3番がANAの通常販売最安値「Sクラス・69000円」になります。通常販売の「28.9%」の価格、7割引なんです。
予約作成するとＫクラスを引っ張てきました。
「片道33210円」でルール名称は「Light」と聞きなれない言葉です。
条件は厳しく「予約変更不可・払戻不可」と記されています。
ここにあまり見かけない文言があるんですが、気付いた方は素晴らしいです。「無料預入手荷物2個」の部分です。こんなLCCの様な文言が強調される「Light運賃」は、もしかするとAJX（エアージャパン）がシンガポール行きセール21300円～を出していたので、その関係なのかもしれません。
復路は諸税の関係で往路より少し高額です。
「36680円・Light」、予約クラスはKクラスで確保しました。
最安値で確保した行程をよ～く見ると「NH801/NH802」の組合せです。
これは「エアージャパンとの共同運航便」になります。
以前のANAのスロットをAJXに移管したもので、成田発着の時間帯が良くないものです。昔のユナイテッド航空・ノースウェスト航空などスケジュールと同時刻です。アメリカからの乗継、アメリカへ戻る為に設定されたスムーズな時間帯とされていました。復活前のAJXも同じ時間帯で「NQ801 / NQ802」で運行していたんですよ。
運賃詳細を確認すると、フェアファイル通りベース価格は2万円です。
諸税が49890円で合計金額は約7万円。
総費用7万円以下のＫクラスが、どの程度確保出来るのか調べてみました。
9月の上旬は好きな日程で確保可能です。
9月は連休が絡むと空きはなくなりますが、下旬から10月は取り放題です。
無料手荷物は2個、運賃選択画面で強調されていた通りです。積算マイルは1986マイルです。ダイヤモンド会員は130%ボーナスがあります。
9月発券までの燃油費をお知らせします。日本から東南アジアは片道18500円です。
それではANAが一般に見せていない部分をルールファイルを使って確認しましょう。重要なポイントのみです。
ルール4番のフライトアプリケーションに「NH801 / NH802」限定と記されています。羽田線を選ぶと最安値ベース価格は「69000円」になります。
ルール6番・7番をご覧下さい、このチケットの有効期限は「2日以上、1ヶ月以内」です。
ルール11番・ブラックアウトが設けられています。
ブラックアウトとは、利用制限・販売除外期間の事です。
8/8～8/12は料金設定されていませんのでご注意下さい。
そしてルール15番に重要な文言がありました。
販売期間は「8/1～8/13」までの2週間、期間限定販売のようです。
搭乗期間は「8/5～10/31出発分」になります。
使用条件は「払戻不可・変更不可」と雁字搦めです。
い～ですか、重要な事を申し上げます！！
よーーく聞いて下さい！！
「2万円」は通常販売の最安運賃ルールのキャンセル手数料・変更手数料と同額程度です。
日系キャリアは諸税を返金してくれます。
「キャンセルが2万円で出来る航空券になってしまっている」という発想転換が出来るかがポイントです！！
地方都市にお住まいの方用の運賃も調べました。
「大阪・名古屋」発は東京発と同額2万円です。
追加料金なしで「大阪～東京の往復・名古屋から東京の往復」が付けられます。国内線の少額の諸税は追加されます。
他の都市から東京までは全て往復16000円の追加で、航空券価格は36000円になります。LCCや陸路移動で安く済ませるなんて発想をせず、国際線が安価に付けられるのがフルサービスキャリアの良いところです。ANA/JALでは東京までのフライトが片道8千円でマイルも還元される、荷物も23kgを2つ無料で預けられてドリンクサービスがある。それでもLCCが好きですか？
中部発の方は要注意です！！
「NH801 / NH802」限定なので、乗継を確認する必要があります。
シンガポール行きは成田発なので、NH494が取れれば乗継はスムーズです。
羽田行きを選ぶ事も可能です。
しかし、国際線出発まで時間が大分空くので、東京で半日遊ぶ・ショッピングや東京の友人とランチをしてから成田に向かうなんてスケジュールにしても良いでしょう。新幹線代が浮いた分で十分楽しめると思います。
復路便は「成田着14:30」です。乗継時間も余裕があるので1~2時間ディレイしても焦る心配がありません。
成田線が取れなければ、羽田発を選択する事も可能です。
リムジンバスで「成田～羽田間」は90分～120分・3000円程度です。
成田線がなくても必ず羽田線をチェックして下さい。
実はホーチミン行きにも安価な運賃が設定されているんです。
価格は往復で28600円、諸税は別です。この運賃も「大阪・名古屋」発は東京発と同料金。地方発は往復16000円の追加料金になります。
JALの最安値は運賃番号3番の68000円・Qクラスです。
JALでホーチミン行きを検討されている方は、ANAにしてこの限定運賃を使えば半額以下・約4万円浮きます。
サイゴン行きのルールファイルで重要部分を確認しましょう。
ルール4番に使用可能便が記されています。
皆さん、便名を覚えるようにしてますか？
「NH891 / NH892 / NH833 / NH834」はホーチミン線です。
ホーチミン線は増便されて羽田と成田から1便ずつ「1日2往復」。
それでは「NH897 / NH898」はどの路線でしょう？
実は「ハノイ線」なんです。
この文言がルールファイルに記されてるという事は、ハノイ線にも同じ運賃が設定されている事を意味します。
そうです、ハノイ線も28600円なんです！！
ルール11番にブラックアウトが記されていますが、2023年の資料がそのまま残っています。こーいったテキトーなメンテナスがあるので、航空会社を100%信用するのは良くありません。外資系に往復びんたを食らった事がある方にはご理解頂けると思いますが、日系は欧米系・アジア系と比べると100倍丁寧なので、この程度は見なかった事にするのが一番です。
ルール15番は販売制限に関して。
このチケットは8/7までの限定販売です、安価にベトナム旅行を楽しみたい方はお急ぎ下さい！！
使用条件は、シンガポール行きと同じで「キャンセル不可・変更可」です。
発想の転換を覚えてますか？
安価なチケットのキャンセル料・変更手数料は2万円程度かかります。
それと比較すると・・・
諸税は戻してくれるから、キャンセル可能で「28600円が還ってこないだけのルール」とも考えられる。悪くない条件です。
皆さんは、フルサービスキャリの諸税込み7万円弱・シンガポール行きをどう思いましたか？
豪華なラウンジサービス・優先搭乗・預け荷物が無料のANA。
プラチナ・ダイヤモンド会員なら「4000マイル」程度還元されます。
ダイヤモンドプラスならSkyコインで8000円分になります。
ANA-VISAプレミアムなら、7万円の決済で1050マイル分のVポイントも付きます。ANAのチケット決済なのでボーナスマイルも付与されます。
何なら、Skyコインで全額決済する事も可能です。
それらの還元要素を引いて、LCCの料金との差額を楽しんで下さい。
価格差がないかも知れません。あったとしてもその額は小さいはずです。
そして、そのLCCを使う少額のトクは「我慢と不便」で成り立ち・「もしもの時の旅行が全部パー」という危険と隣り合わせです。購入元がOTAなら、代理店ルールという「手かせ・足枷」が追加され、手数料は二重です。航空会社直接購入とフルサービスキャリの安価な運賃を馬鹿にされる事があるので、この場をかりて簡単に比較してみました。それぞれの良さはあります、アナタのワガママ、頑固な思い込がが一番です。この機会に使って見たいという方は是非ご利用下さい。次に紹介するヨーロッパ発東南アジアもとってもリーズナブルですよ。
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極上うなぎ。
