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夏に間に合うように木の葉は日陰を作ろうと大きくなり
木の葉曇る小さな影を愚か者にもわけてくれる
責めるつもりなどないと言うように葉音の歌を唄ってくれる
人に生まれたはずの僕は 優しい歌のひとつも唄えない
例え・・・
何か出来なくたっていい
せめてこれから生きる時に同じ様な事を繰返して
誰かをまた傷付けぬよう心の中をどんな時も見つめられる
強い自分になりたい
初めて覗いた心の中が あんな闇に包まれていたのは
自分をかばう僕の手が光を遮っていたからだ
この気持さえ身勝手な思いと今は分るけど
本当にすまない事をしたと今直ぐ謝りに行きたい
木の葉曇る背中を押すように突然強い風が吹いて
立ち上がると僕の行く道が光ってた
優しい歌が 僕にも唄えそうだ。。
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