にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

極上うなぎ。のブログ

15年ぶりに復活♪

AMC史上最大の変更!『新ルールと引上げマイル数』の捉え方

 

eyecatch

 

2025年4月8日、AMC史上最大の変更を発表しました。


2026年5月に変わる「ANA国内線特典」
各種取り扱いはさほど重要ではありません。
予約開始時間の変更のみ更新されています。


今回の目玉・デッカイ変更は3つ。
1つ目は片道特典航空券の導入。
2つ目はANA国際線特典航空券・必要マイル数の変更です。

そして最も重要なのは乗換条件の改定になります。

日本最強マイラーが重要ポイントを多角的に解説します。
面白い発見があるはずです、皆さんが見たものと比べてみませんか!!

立ち上がれ! 修行僧たちよ!!

皆さ~ん、こんちは!! (^^=)/

マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
極上うなぎ。です。

今回の物語は・・・
AMC史上最大の変更!『新ルールと引上げマイル数』の捉え方です。 

3つの重要な変更の内、①番と②番にフォーカスします。
丁寧な深堀り解説にしています、しっかりキャッチして下さい。


ANA国際線特典とは、ANA便のみで作る特典航空券です。
タイ航空やシンガポール航空を使うのが提携他社特典、
ANA便と他社を組み合わせた航空券がスターアライアンス特典です。

今回の目玉の一つ「片道特典航空券の導入」です。
ANAは片道で国際線特典航空券が作れないから不便だ。
そんな厳しい意見にも耐え忍んでいたのには理由がある。
航空券の本来のカタチは「往復」です。

完全なものを提供する
有償航空券に劣らない素晴らしい条件の提供。
片道になる事で失うものがあると気付いていますか。

利便性を断片的に見てしまう、そんなご都合主義の方は狂喜乱舞しているでしょう。往復航空券が半分ずつ使える・分けられる、しかし半分にしたものはコンバイン・合体できない。元には戻せないんです。
それに伴う不都合、失うものをきちんと把握しましょう。

先ずはANA国内線特典航空券をやっつけましょう。
今回のアップデートは「予約開始時間の変更」のみです。
新ルールでは「355日前の9:00から」と30分早くなることで「国際線特典・有償航空券」と足並みを揃えたんです。
*航空券は発券から一年間有効、往復の場合は「復路」は利用開始から更に一年有効、最大2年間使えるんです。これは以前の変更で国際航空券と同じルールを適用したものです。 

い~ですか!!
今回の発表は「国際線特典」がメインです。
そこに一つだけ国内線を入れんこんだのは「予約・使用期間」全ての条件を国際線と同じルールを適用したからなんです。
「どーしてこの時期にこの部分だけ先走って発表したんだろう」と思った方は、国際線ルールを含めて航空券全体の条件を理解している証です。
これに気づかず、国内線ばかりをフォーカスしている方は国際線をあまり利用しない方です。こういった「視点・フォーカスするポイント」で、思考の奥行・引き出しの数が読めますので、沢山の発信者・比較対象を参考にして感覚を磨いて下さい。

国際線の細かい部分としては「払戻」がANAウェブサイトで可能になります。国際線の返金は「諸税額」が大変です。特典航空券は未使用状態でしか払戻が出来ないので、諸税計算が必要ない簡単なものをウェブで完結してしまう方針です。注意点は海外発を日本発券している時です。発券時の為替レートを円建てにして円請求しているので満額が戻ります。これが外資系航空会社ではドル・ユーロなどの現地通貨で決済される為、返金される時も現地通貨です。日本円で支払っていてもカード会社の為替レートを適用しているだけです。再度外貨で戻されるので円安になっていたら儲けが発生します。航空会社で日本円にしているのか、カード会社が為替変換しているのかで差額が生じます。細かい部分ですが金額が大きくなるとチリツモです。
ANAの外国支店利用時、かける電話番号が転送ではなく海外コールセンターへ直接繋がる時は外貨請求になりカード会社レートが適用になるのでご注意下さい。

次に、今回のメインテーマの一つ「片道特典航空券の導入」です。
6/24予約・発券分から片道特典が成立し ます。
海外発券を始める時に便利です。又、海外発券をいったん閉じる時に「日本へ戻るチケット」としても便利です。ここで重要になるのは「提携航空会社特典」も片道発券が可能になる点です。

これにより発券都市を変える・スイッチする時にも使えます。ソウル発券を台北発券にスイッチするなら「ソウル→台北」の1区間を特典で用意するだけで済みます。 

こちらは「ANA国際線特典航空券・片道」の必要マイル数です。
赤枠が日本発の必要最低マイル数になります。
日韓線は「6000マイル」・台北線・中国線は「8500マイル」。
取りづらさは別として、このマイル数を継続してくれるANAは素晴らしいと思います。そう、エコノミークラス・プレエコは変更がないんです。

6/24以降の予約・発券は新ルールが適用になります。
全キャビンクラスが対象ですがエコノミークラスとプレエコはハイシーズンのみ変更。ローシーズン・レギュラーシーズンは現状維持です。

「ZONE2,3,4,10・アジアオセアニア地域」のビジネスクラス・ファーストクラスは全シーズン。ハワイ・北米・ヨーロッパは「ハイシーズン」のみ変更です。


そしてZONE8はアフリカ・中東、ZONE9は中南米は変更の対象外です。
今回の変更は主にANAの直行便が就航している都市を意識したものです。ANAが就航している都市は引き上げになる=ANA国際線特典航空券の変更として謳ったものだからです。

それでは簡単に引き上げマイル数を見て行きましょう!!
ZONE2は日韓です。「エコノミークラスのハイシーズン」と「ビジネスクラス・全シーズン」の変更です。「プレエコとファーストクラス」設定はありません。赤枠のエコノミー・ハイシーズンは1.33倍になります。
ブルー枠のビジネスクラスは最大値1.52倍の増額です。


これを必要マイル数の視点で考察します。
中途半端な比率が示すANAの心の声が聞こえます。
赤枠エコノミー・ハイシーズンは「6000マイル」、ブルー枠のビジネスクラスローシーズン・レギュラーシーズンは「11000マイル」です。
ビジネスクラスのハイシーズンに掛かる負荷が最大値「1.52倍」。
これは、キャビンクラスの引き上げ「11000マイル」「シーズナリティとして最繁忙期の価値をより高くする6000マイル」という2重構造、ピンクの文字17000マイルにANAの主張が表れています。

引き上げマイル数・差額を図にはめ込み視覚化すると見える景色は変わります。面倒な作業ですが、頭の中に描き切れないものは一度でいいから変更点を書き込んでみる。そんな地道な検証が本当のお得への近道です。


次にZONE3(台北・中国線)です。引き上げマイル数を書き込んでいます。
ビジネスクラスハイシーズンの引き上げが最大値だと再確認できました。
別の角度からも見てみましょう!


現行のエコノミークラス必要マイル数とビジネスクラスを比べます。
改定前は2倍程度の価値が3倍弱に上がっています。
有償航空券を頻繁に検索している方は気づいているでしょう。
実は日本発の航空券・ディスカウントビジネスクラスは、低い格付けのエコノミークラスの3倍程度の価格設定なんです。エコノミー3~4席分がビジネスクラス1席分。興味がある方は機内の占有スペース・座席設置数も調べて下さい。飛行機関連はハード面・ソフト面・飛行経路まで全てが数字、比率が関係しています。

次にZONE4東南アジアです。ビジネスクラスの引き上げが大きいです。
しかし、ユナイテッド航空は片道9万マイル、SQはアドバンテージ特典片道・7万マイルです。往復ビジネスクラス特典を80K~95Kで提供してくれるならまだお得があると考えましょう!
そしてハイシーズンのファーストクラスの引き上げ数「57000マイル」が最大値です。AMCが始まった時の必要マイル数は「ファーストクラス8万マイル」です。レギュラーシーズンで1.5倍、ハイシーズンで2倍になります。30年弱でこの変動は決して大きな数字ではないと考えています。

因みに日韓線は「エコノミークラス往復15000マイル」だったんです。
ローシーズンの必要数は12000マイルで値下がりしたんです。増えた部分だけではなく、企業努力にも注目してあげて下さい。

ホノルル線・欧米線はハイシーズンのみ変更です。
webに資料があります。極上うなぎ。の「はてなブログ・note」にも資料を掲載していますので参考にして下さい。

さぁ、ここからが重要です!!
国際線飛びマイラーは、特典航空券の「海外発券にもお得がある」と気付いています。今回の変更点を再度違った角度で眺めます。


ZONE2韓国発券からヨーロッパZONE7を目的地とする必要マイル数の資料です。ZONE1は上位クラスのみの引き上げ。ZONE7はハイシーズンの引き上げのみです。ゆえにこのケースではどちらも対象になるはずなのですが、ファーストクラスのマイル数変更はハイシーズンのみです。

さっきのZONE2の資料で2重課税の解説をしました。
「日韓線」にはプレエコとファーストクラスがありません。


ANA特典では日本経由が必然となるので「ブルー枠のビジネスクラス引き上げ」と「赤枠のハイシーズンの引き上げ」となるんです。海外発・海外行きは2つの資料を基に作られています。
そして、ビジネスクラスの引き上げ数に注目しましょう。
ローシーズンは3000マイルのアップで「119000マイル」・レギュラーシーズンは2000マイルのアップで「123000マイル」です。この数字を覚えて下さい!! 面白いもんをお見せします。

日本からヨーロッパ行きの必要マイル数です。
ビジネスクラスローシーズンは11万マイル、レギュラーシーズンは11.5万マイルです。ヨーロッパ行きの特典ビジネスクラスを発券するならソウル発にする事で往復9000マイルで日韓往復ビジネスクラスが付けれらます。レギュラーシーズンは8000マイル追加するだなんです。

日韓線の必要マイル数のアップ数と比較して下さい。
そう、特典航空券にもとてつないお得が隠されている。
それがANAの世界最強特典航空券なんです。JALから移った方、二刀流を始めたばかりの方は、JALとこれほどまでに方針が違うのかと驚いていると思います。日系のマイル特典が本格化した1990年代、日系は互いの片足を結び二人三脚、手を繋いで走っていたんです。それから25年以上の時を経た今は、違う方向を見ています。それぞれの特徴・利点を活かした商品戦略です。使う側も「マイル・特典航空券」と一括りにせず、それぞれの重要ポイントを掴んで上手に付き合いましょう。

そして更に違う角度、ヨーロッパ発・オセアニア行きです。
先ほどのケースと同じ、上位クラスの変更はあるがファーストクラス設定がない・ハイシーズンのみ変更の組合せを長距離線の抱き合わせフライトで見ると、たったの1万マイルしか増えていません。多角的視点で考察した結果、今回は「ハイシーズンの特典必要マイル数を大きく引き上げたい」という目論見を感じます。特典航空券は取れないと嘆く方が大勢いますが、全ての便であるパーセンテージ分の特典が放出されています。アメリカで裁判になり、無償チケットの最低基準が設定されたんです。必ず確保できる席があるから「夏休み・年末年始・GWの355日前の朝9:00の特典解放」を狙って
7時・8時から電話をかけて無駄話をして会話を引き延ばし確保している方がいます。そうです、図太く言葉巧みに繁忙期特典をゲットしてた方がターゲットなんです。一般会員は取りたくても空席がないので杞憂です。
そんな数字より、確保する可能性がある「ローシーズン・レギュラーシーズン」の引き上げマイル数を考察する方が素敵な時間の使い方です。

東南アジアから北米行きのファーストクラスはローシーズン5000マイル・レギュラーシーズン7000マイルしかアップしていません。
東南アジア路線にファーストクラスが設置されていたら違った数字になっているはずです。そして繁忙期以外の特典利用者の事を考えているからこその数字。その証明が大きくかけ離れたハイシーズン123000マイルという引き上げです。

次に、新ルール適用の重要ポイント「予約・発券・変更・キャンセル待ち」の4つを押さえます。
現行のルール・低いマイル数で発券した特典航空券が「全区間未使用」の場合は「6/24以降に搭乗日・便名を変更する」と新ルールとの差額が徴収されます。

一部使用済みの場合は、6/24以降に「搭乗日や便名」を変更しても改定後の増額されたマイル数を適用されません。以前「ソウル発券の最強の神チケット」がルール変更になり、「最強チケットのルール変更について」という作品で航空券の仕組みを解説したのを覚えていますか。
「国際航空運賃と国際線航空券」で一番重要なのは「発券と第一区間使用」だと解説しました。予約した時の料金は「発券」という行為で確約される。
予約は口約束、対価を支払う発券という行動で商品が手に入るんです。
そして、未使用の航空券ルールをギャランティするのが「第一区間・最初のクーポン」を使用した瞬間です。そう、航空券をアクティベートする行為が条件を発動するんです。

特典航空券は「国際航空運賃ルールが基」に作られています。未使用状態はアクティベートされてない、購入時点の条件を発動するには開封して使い始めないといけないんです。6/23以前に開封していれば既に古い条件が発動している。6/24以降なら搭乗便・予約便を変更しなければ発券時点のルールが適用になる。しかし、改定後に変更すると航空券の切り直し「リイッシュー」になり、新しいルールが適用されてしまうからです。


この大事な知識を持っていれば、払戻しに関しても簡単に理解できます。
区間未使用、未開封は返品可能。開封して一口かじった饅頭は返品出来ますか? 

折角の機会です。もう一歩踏み込んで饅頭の詰め合わせを確認します。
一つ目は美味しく食べたけど、二つ目に問題があった、色がおかしい・異物が混入している。そう、口に入れる前に発生した問題がイレギュラーケースです。予約便が欠航した・時間変更で乗継に支障がある。そういったものを払い戻す時は使用済みでも受け付けてくれます。商品の考え方は全て同じです。航空券でも食べ物でも売り手と買い手の関係は、動作保証・賞味期限内という約束、その対価の支払い義務で成り立っています。難しく考えてしまうなら身近なものに例えてみると意外と簡単に理解できます。

今回の作品は通しで1本にする予定でしたが、長くなってしまいました。
もう一つの重要な変更「乗換条件の改定」は別作品としてアップします。
ANA特典の乗継が日本で片道1回になりました。提携航空会社特典も日本での乗継が往復で2回になった。そんな簡単な解説では済まない変更です。
作れるルートが大きく変わります。それはANA便の就航都市、他社便の乗り入れ地方都市、更に海外発・海外行きなど行程作成に大きな影響がでるからです。それを分かり易い資料を基に丁寧に解説しいたいので、少しお時間を下さい。資料は作成してありますので近々にアップしたいと思います。
それまではANAのwebサイト・他の発信者の素晴らしい記事や動画などで予備知識を蓄えて下さい。

復活後の記事は『はてなブログ』カテゴリ【2023~2025】にあります。

「noteメンバーシップ」・「YouTubeメンバー」制度を開始しました。
お好みのスタイルでお付き合い・ご支援・ご活用下さい!!

動画を作成したので参考にしてください!!》


【極上うなぎ。ブログ♪】
【うなちゃんねる。♪ YouTube動画】
【極上うなぎ。note♪】

極上うなぎ。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村